もはやいかなる我意も享楽も念頭にないということは、思いもかけぬ素晴らしい境地です。
もはやいかなる我意も享楽も念頭にないということは、思いもかけぬ素晴らしい境地です。
そうなれば、毎日のように、なにか新しい善いことが生じる。
生まれながらの怒りは消え失せ、
もはや求めもしないのに、すべての人がこちらの願いどおりのことをしてくれる。
これまで長い間、克服しようと虚しく努めたいくつもの欠点までが、さながら、樹液も尽き支える力もなくなった枯れ葉が、風に吹き散らされるように、ひとりでに消え去ってしまう。
『眠られぬ夜のために 第一部』3月23日
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