打ち砕かれたことのない人間は、何の役にも立たない。
【信仰】
信仰とは、神へ向かってひたすら努力することではなく、神に己をゆだねることである。
『眠られぬ夜のために 第一部』7月15日
信仰は、それ自体すでに一つの幸福である。
『眠られぬ夜のために 第一部』3月16日
真の生きた信仰にはつねに多くの喜びが与えられる。
『眠られぬ夜のために 第一部』2月16日
【光の人】
本当に神を信じる人々は、がんらい、普通の人は異なった種類の人間であり、ときには世間にまじって、自ら異様に感じることがある。
『眠られぬ夜のために 第一部』6月3日
およそ人類の真の救い主は、その独自の精神的本質を備えて、未知の国からやってくる。したがって、多かれ少なかれ、どこか異様なところがある。
『眠られぬ夜のために 第一部』4月4日
神の感化を受けるのは、ただ内的人間だけである。
『眠られぬ夜のために 第一部』1月29日
【自我】
われわれが悲しみを覚えるときは、‘いつも’「自我」がその責めをわかっている。 自我を棄てれば、つねにそれだけ精神の力を高めるものである。
『眠られぬ夜のために 第一部』5月26日
【苦しみ】
偉大な思想は、ただ大きな苦しみによって深く耕された心の土壌の中からのみ成長する。
『眠られぬ夜のために 第一部』4月1日
まことの生命(いのち)は悲しみの日に植えられる。
『眠られぬ夜のために 第一部』3月15日
慰めは苦しみのすぐかたわらにある。これは、神が、他の誰よりも、このような自ら進んで苦しみを耐え忍ぶ人々のそば近くにいられるからである。
『眠られぬ夜のために 第一部』1月9日
人間が大きな進歩をするための道は、いつも苦しみによって開かれなければならない。
これまでに激しい苦悩も味わわず、自我の大きな劣敗を経験しなかった、いわゆる打ち砕かれたことのない人間は、何の役にも立たない。
~ 諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。~
Carl Hilty
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