新キリスト伝はいいですよね。

 『新キリスト伝』はいいですよね。 

読売新聞社のものは抄訳で1割足らずくらいの分量です。 

(↑さっき、この投稿のためにAmazonのURLを得るために検索したら、古本で何冊も、信じられないくらい安価(1000円以下)に出品されていました!思わず3冊(3つの古書店から1冊ずつ)買ってしまいました。まだ多数、出品されています。これまで何万円の高値で手が出なかった人は今が買です。)


その後、バルバロさんが死ぬ前に明石書房から《神と人なるキリストの詩(ポエム)》というシリーズ名でテーマ別に、自分の寿命とかけっこするような感じで、許される時間で次々訳して出版してくださいました。そんな訳し方だったので、ほとんど訳出したのですが、これも込み入った説教の部分などは省略されていました。 

その後に、天使館というちょっと変わり者の社長さんの運営している出版社から完全訳がいま刊行中です。 原典は10巻あるのですが、毎年1巻の予定で開始され、どんどん遅れ、3巻目からは上中下と分冊になり、途中で訳者も年齢のためか、体調のためかバトンタッチして、別の方に変わりました。これが一番詳しいですが、ちょっと言葉が難解(「妙」というべきか?)です。

↑Amazonはじめ、一般書店では扱われていないようです。天使館に直接注文すると届きます。


『新キリスト伝』の次はバルバロ訳から読まれるといいかもしれません。そして、何年か後に天使館訳に進まれるとわかりやすいかもです。 日本でももっと売れれば、『公式ガイドブック』のようなものも出してくれるのかもしれませんが、本当に公式ガイドブックが欲しいくらい、話が壮大で、登場人物もたくさんで、イエスさまと関わりのあるいろんな人たちとの話が錯綜して福音書の世界が、予見者マリア・ヴァルトルタによって描出されていきます。


天使館訳では、イエスさまへの当時のユダヤ社会の迫害や人間の弱さと人々への限りない神としての愛の狭間で苦悩するイエスさまの姿も細かに描かれていて、5,6巻あたりからは読むのがつらくなっていきます。


求めなさい そうすれば与えられます。 

だれであっても求める者は受け、探す者は見出し、叩く者は開かれます。 


それではまた。 



P.S. そうそう、つい先日、『私に啓示された福音』の6巻下が出版されました!!!

ヒルティ喫茶:虹息

ヒルティに代表される敬虔派のことについて、語り合える友がほしいなぁ‥というのが、このサイトを始めた動機です。その時々の気付きや感銘を共有していければと想います‥[コメントにすぐに応答できないかもしれません。]