USPL
USPTにとってタッピングは本質でないばかりか、侵襲性という点では、ない方がよい!という指摘があり、ここは他のUSPTセラピストが聴いたらどんな反応をされるでしょう。USPTのTはTappingのTですから‥
「心理療法は、クライアントを長期に支えるリソースの開発であって、当面の症状の改善では不十分である」という目当ては、私も地で行っていると思っています。
神田橋條治先生は、診察はつねに5分で終結できるように考えながらし、患者の生活全体のうち、患者にとっての診察医との診察が占める比率が少なければ少ないほどいいというのが診察の持論なのですが、患者へのアプローチは、サプリから代替療法、気功、整体、養生、エナジーサイコセラピーと多岐にわたり、瞬時に触れるものに変容もたらし、瞬時に変容後の物質から離れ去る「触媒」のような存在であることを目指されているのかもしれません(私の場合、5分診察という域にはとても到達できそうにありませんが)。
駆け出しのころは、Wounded healerとの言葉を好んで、言い訳かねがね使っていましたが、その傷つきをリソースとして、どれだけ、自己一致を達成できたか、結局、その達成できたものに相応した分しか、患者さんには治療的に作用できず、知識の集積だけではそれに替えることができないということは冷徹な事実です。
ホログラフィートークについても、ぜひ、学びたいと思わされました(東京はいいなぁ‥)。
江原啓之さんは、うつになったりしても精神科に入院して病んだ人たちのたくさんいる所に入らない方がいいと仰ってましたが、入院しただけで状態が改善し始めるケースが存在することは精神医療にかかわる職員たちにとっては自明のことで、マイナス面があることも否定しませんが、それでもやはり、入院によって治療を促進さられる人たちの方が多いです(「入院効果」と呼ばれます)。
同僚に、クリニック勤務or開業は考えなかったのかと聞いた時に返ってきた言葉は、「入院しないとよくならない人がいるからな」でした。そして、私も、そのことは診療現場で日々この目で確認させられたのでした。(でも私は、何年か後に外来中心のクリニックに転職したいと思っていますけどね)。
「では、USPTの本質は何か? なぜ融合が可能なのか? 何が融合させているのか?」
については、私も敬愛する先輩のUSPTセラピストも
「何かな〜?」
って感じだったとのこと。
「クライアントの動機の高さかな」
とも。でもそれはUSPTに限らない‥
小栗先生はUSPTをするにあたって、魂の成り立ち、人生の意味を説明されていると仰ってました。
↑現在絶版になっているようです‥
↑こちらはまだ販売されている。
『症例X』が↑のリニューアル版だったはずですが、リニューアル版が絶版となって、最初の本が復刊されていました!!!ちょっと、びっくり。この本で、私はUSPTと初めて出会ったのでした。
それって、フランクルが自身の精神療法を命名してつけた「ロゴセラピーLogotherapy」の「ロゴスlogos」という一つの言葉で表されますよね
(和言葉では“みこと”が相応するんですよ。初めて和訳された聖書では、ヨハネの福音書の「はじめに言葉logosがあった」との言葉を、悩みに悩んで「初めに“かしこきもの”ござる」と訳していました。
すなわち、こうなります。
「初めに“みこと(御言)”ありき。
“みこと(御事)”は神と共にありき。
“みこと(尊)”は神なりき。
この“みこと(命)”に命ありき。」おみごと、しゃれでなく‥)。
ウィキペディアでは「ロゴセラピー(意味中心療法 ; 実存分析、英語: Logotherapy)とは、人が自らの「生の意味」を見出すことを援助することで心の病を癒す心理療法のこと」と一文でまとめてくれています。USPL。どこかの教団みたいでしまらないかなぁ‥
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