最もよい時期として思い出に残るのは
11月14日
最もよい時期として思い出に残るのは
ヒルティの「ながらへば」ですね。
最もよい時期として思い出に残るのは、しばしば、それに直面しているときには最も苦しく思われた時期である。というのは、その時期に、われわれは成長をとげたか、あるいは、その苦しみがなければいつまでも残ったであろう自分の欠点を脱ぎすてたからである。
「それから、わたしがアンテオケ、イコニオム、ルステラで受けた数々の迫害、苦難によくも続いてきてくれた。そのひどい迫害にわたしは耐えてきたが、主はそれら一切のことから、救い出して下さったのである。一体、キリスト・イエスにあって信心深く生きようとする者は、みな、迫害を受ける。」
テモテへの第二の手紙3:11,12、
「主ご自身、試験を受けて苦しまれたからこそ、試煉の中にある者たちを助けることができるのである。」
ヘブル人への手紙2:18*1。
ヒルティ著 草間平作・大和邦太郎訳『眠られぬ夜のために』第二部 岩波文庫
永(なが)らへば またこの頃(ごろ)や しのばれむ
憂(う)しと見し世ぞ 今は恋(こひ)しき
藤原清輔朝臣(84番) 『新古今集』
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