スエデンボルグは難しくて‥でも真理を探究していきたいです
スエデンボルグは難しいですよね。科学者肌の文章で回りくどくとっつきにくい書き方もありますし。
スエデンボルグを独力で読み始めた頃は、確かに、それまで疑問に思っていたキリスト教会で教えてもらっていた教理での疑問点について、理屈としてはスエデンボルグの言っていることの方が通っているなというくらいの読みでした。
それが、いまの私のお師匠さんに出会い、お師匠さんから教わると、それまでのやや無機質に感じられるスエデンボルグの教えが生き生きしたものとなり、生活に則した命ある教えと様変わりしました。そういうことだったのかと。お師匠さんに会うまでは、スエデンボルグの書いたことについて、理屈はわかり、否定はしないけれど、今一つピンとこないという状態で、実際には理解できていませんでした。
スエデンボルグを熱心に研究したり、スエデンボルグの教理に基づく教会を作ったり、そこに集ったりしている人たちもいますが、インテリジェンスの高い人が多く、中には知的な部分が突出して、実際の対人関係には反映されていない人もいるようです(もちろん、熱心に求道され、日々悔い改めに努め再生を目指している方もいらっしゃいます)。私がブログのコメントをアメンバー限定にしたのも、スエデンボリジャン(というらしいです)の方から、コメントが来るようになり、意見や見解の違いを指摘してくれるくらいならいいのですが、2チャンネルばりの言葉で揶揄してこられて辟易としてのことでした。えぇ‥スエデンボルグを信奉する人がこんな書き方をされるのか‥と。
実際に、スエデンボルグ業界の情報が入ってくるようになると、日本でのスエデンボルグ勢力内での内部紛争、仲間割れ、分裂分派の歴史や現状が耳に入ってきます。そういうことがありますので、スエデンボルグに傾倒し、頭のいい人たちが翻訳してくれているものからは大いにその恩恵をいただいていますが、直接、その人たちと交流することはしていません。
スエデンボルグの前に、サンダー・シング(スンダル・シング)の著書を読まれると、スエデンボルグが分かりやすくなるかもしれません。
↑サンダー・シングの著作で、唯一現在出版されている本です。なぜか2巻だけ。
マリア・ヴァルトルタも、その啓示から、カトリックの教理を差し引くと、ちょうどほどよくスエデンボルグを理解しやすい教理の流れを私たちの理性に形成してくれます。イエスさまは父なる神ご自身であると。
スエデンボルグを読むときには、理解できるところだけくみ取っていければいいやという姿勢で読むとよいです。まどろっこしいところ、よくわからないところはとりあえず、軽く流して。スエデンボルグの著書には、「~するとすぐわかるでしょう。」「これで~ははっきりしたと思います。」といった彼の言葉がちょくちょく出てくるのですが、私もしばしば、ええ、よく分かりません、全然自明のことにはなりません、と言い返したくなることがあります‥(^^;)。
書籍としては『天界と地獄』『新エルサレムの新し教義』『神の摂理』あたりが、比較的、とっつきやすいです。
まぐまぐの《信徒メモ》は講読されていますか?聖書の相応についての簡潔なコメントとそれに関連するスエデンボルグの文章が挙げられていて、スエデンボルグに馴染むのにいいですよ。
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